望遠鏡を買って、星を観察するというのは、子供の頃からの夢であった人も少なくないでしょう。しかし望遠鏡は、それほど安いものではありません。子供の頃には、なかなか買ってもらうこともできなかった人も多いでしょう。しかしおとなになった今、望遠鏡を買い、星の観察をするという夢を、実現することが可能になったともいえるかもしれません。
望遠鏡を買うためには、基本性能をきちんと見極めることが必要です。
望遠鏡の基本性には、大きく言えば3つあります。
1.鏡筒
2.架台
3.接眼レンズ
このうちまずきちんと見極めなければいけないのは、「架台」です。
架台の性能は、倍率や口径などの数字で表すことができません。しかし架台が頑丈で精密であることは、望遠鏡に絶対的に必要な条件です。なぜなら望遠鏡は、手元が数ミリ動いただけでも、望遠鏡の中の星は、大きく動いてしまうことになるからです。
また望遠鏡を買う時には、「倍率」に目を取られがちです。倍率が大きい方が、星が綺麗に見えると思うでしょう。しかし一般に、高倍率を売り物にするのは、あまり良くない望遠鏡であることが多いのです。
望遠鏡は、倍率より口径が大切です。同じ倍率であっても、口径が大きい方が、星ははっきりと見えることになります。まず倍率より、口径を重視することが必要です。
しかしもちろん、望遠鏡は、ただ口径が大きければいいというだけのものでもありません。望遠鏡は、精密機器です。接眼レンズも含めた全体が、きちんとていねいに作られているものを選ぶことが大切です。
山へ星を見に行く際の注意点
山へ星を見に行くのは楽しいものです。しかしいくつか注意点もありますから、それに気をつけて、きれいな星をたっぷり見たいものですね。
まず当日の天候を、きちんと確認することが必要です。
普通でしたら、晴れていれば星は見えると思うかもしれません。天気予報で晴れであっても、かならずしもそれが、きちんと星が見えることを意味しません。
天気予報の「晴れ」は、雲量が2~8を意味しています。雲量が8ということは、空の8割が雲で覆われているということです。それでは星は見えません。ですから、ただ天気予報を聞くだけでなく、できればNHKラジオの気象通報を聞き、自分で天気図を書くなどして、少しでも雲が少ない日を選ぶことが必要となるでしょう。
また山の上は、思ったよりも寒いものです。冬はもちろんのことですが、夏場でも、標高が高くなると、夜には思いの外冷え込んできます。ですから、きちんとした防寒対策が欠かせません。
もし標高が1000メートルもある山へ行くのなら、夏であっても、ダウンジェケットやスキーウェアなどは、かならず持っていく必要があるでしょう。露や風をしのぐために、レインコートやカッパを持っていくのも有効です。
もし冬でしたら、厳重な防寒対策が必要です。大げさかと思うくらいで、ちょうどいいといえるでしょう。下着をきちんと暖かいものにして、足元から冷え込まないようにすることが大切です。手袋や帽子はもちろん、カイロも忘れずに持っていくようにしましょう。